バニーちゃん


BUNNY

ONE LIFE 1/8スケールレジンキャストキット



00年のワンダーフェスティバルにて入手したもの。
O.RI HOUSEオリジナルキャラクターをONE LIFE WORKSのli‐maxが立体化しました…とインストにはあるのだけれど、キャラクターそのものも知らないし、正直よくわかりません。
なんとなくよさ気な感じがして購入したもの。



キットの構成自体は、イベント品としてはまあまあといったところ。抜きも中々よいし、気泡も少ない。
ただ、何でかは知らないけど頭(髪含む)とそれ以外のパーツが別のレジンで抜いてあったのにはちょっと参った。
(頭部と前髪が普通のクリーム色、それ以外が純白)。
お得意の「サフレス塗装」ができない…と思ったのである。

しかしながら、このキットに秘められたドラマはそんなことではなかった。



ざっとパーツの点検をしようと袋を開け、まあ上の方からという感じで頭部を手にとって、眺め…

………?

…………………!?



現物の写真も何も撮っておかなかったので、図でもってご覧にいれましょう。


わかりますかね?

眼の上の線、別に眉毛でもなんでもないんです。
オデコの膨らみと顔の境目なんです。

それと頬に描いてある線。ここ、凸のラインになってるんですよ。

断面図にすると、こういうこと。

改めていうまでもないことですが、普通の人間は(普通でないワタシでさえ)オデコが顔から段付きになるほど膨らんでいるなどということはありません。ヒヒじゃあるまいし。
更に改めて鏡を見るまでもなく、頬の上に鼻の先に向かってエッジが走っているなどということもありません。

この原型師さん、立体解釈に対するセンスが独特…というかもう敢えてハッキリ申し上げてしまいますがヘンです。



てなわけで、顔の改修決定。
頬はがしがし削って、なんとか人間らしい造作に直し、ついでにとんがらかした口もバッサリ削り落として、お好みの口を彫り直す。
オデコの方は前髪を付けてしまえば大して見えないのですが、それでも1回これ見てしまうと直さないでおいては落ち着いて眠れません。
厚さで2ミリくらいは削り落としたでしょうか。そんだけ出っ張ってたってコトです。



それ以外は基本的にキットのまま組み立てて塗装。



今回は顔の細工にパテ等を使ったため、肌は定石どおりにサフ→白下塗り→肌色、で塗装。
…本当は改造の都合よりも、乳首の塗り分けに失敗しそうな気がしたんでリカバリーの簡単な肌色塗りを選んだってのもあるんですけど。

予想通り失敗しましたよ。ええ。2回ばかしね…




更にバニーといえばストッキングというわけで、塗装で再現などしてみる。
ヘムの部分はICテープ(ホワイトボードの罫線引きなんかに使うやつ)の極細切り。

裸に直にストッキングってちょっとおかしいようなさしておかしくないような気もしないでもないが、そもそもキットの時点で「素っ裸にハイヒール」なんてのも妙といえば妙なんで、この辺は気にしない。




キットには最後の仕上げに首輪にくっ付ける輪っか(ナスカン)が付いていたのですが、これがでか過ぎ
手持ちのものの径を小さく丸め直して付けてみる…が、どうも、イマイチ…
そもそも「ウサギに首輪って付けたっけ」などという根本的問題はさておいて、この首輪(だとおもう)が首輪というよりむしろ「タートルネックの襟だけ」みたいな形状をしているのがいけません。

…直せばいいだろうっていわれると何もいい返せませんが。そんなに気にならないかとおもったんですのよ。黒く塗るまでは。



今さら作り直すというのもかなりツラいので、とりあえずごまかすために何か…そうだ、首輪といえば鎖。
ずっと前にペンダントか何かに付いていた鎖が取ってあったので引っ張り出し、試しにちょっと付けて見採用。(早っ)





…何だったんでしょう。

あの、嵌めた鎖がしゃらん、と音を立てて滑り落ち、胸の双丘の間に納まった瞬間に背中を駆け抜けていったものは。

…あえて追求しないでおこう。




ご主人様的視点(笑)。上目遣いにしたのもオリジナルと大きく異なる点。



しかし、うさ耳、ストッキング、首輪に鎖、上目遣い…充実装備って感じですな(大笑)





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